ラボラティック株式会社:ミッションの再定義と込めた想い

ラボラティック株式会社:ミッションの再定義と込めた想い

いつも弊社を応援してくださる皆様に向けて、ラボラティック株式会社から重要なお知らせをいたします。弊社は、2015年の創業から8年の時を経て、自社のミッションの再解釈を行いました。

今日は、代表取締役/CEO 野口麗奈から、なぜ、今、私たちがミッションの再解釈を実施したのかについて、この場を借りてお伝えできればと存じます。

私たちにとって、ミッションとは、そもそも何か?

会社のミッションまたは企業理念の、私なりの定義は「弊社が、この社会で法人として解決する課題と役割を明文化したもの」です。 ラボラティック株式会社にとっての、社会的なミッションは何か? 私たちが解決する課題は何か? 私たちが「その課題を解決するために、ある」ことを、皆さんにお伝えしたい。これが、私たちが今回、自社のミッションを再解釈に至った理由です。 明文化したミッションを変更することは、会社にとっても非常に大きな決断です。私たちの在り方、アイデンティティを揺るがすことだと思っています。しかし、このような大きな決断に至るほど、自社が強い想いを持って取り組んでいることを伝えようという、私たちの強い意思を持って、本再解釈を進めました。

私たちの社会と未来には、「つながり」と「幸せ」が必要

私たちは、ビジネスチャットデータを通じて、これまで多くの「つながり」と向き合い、その結果、様々な組織のつながりを可視化してきました。たとえば、「ソシオグラム」と呼ばれる、個人間のつながりを示した図表の作成。個人間のつながりの強さを示す数値ロジックの構築や個人間のつながりにおける感情の結びつき等を、テクノロジーを活用して可視化することに成功しました。 つながりは、組織のネットワークを雄弁に示すデータでもあります。ネットワーク内にいる個人がどのように、組織内で行動をしているか? という問いに答えるデータでもあります。自らがハブになったり、孤立してしまったりと、つながりのデータが、離職などにおけるリスクを示唆していることも、データと向き合う中で分かってきました。 さらに、社会的な環境要因である、ダイバーシティ推進・働き方改革・コロナ渦などを経て、人と人との「つながり」の重要性が人々の心に再認識される機会が増えてきています。

では、なぜ、人は「つながり」に価値を見出すのでしょうか?  今回、私たちは「良いつながり」は「幸せをつくる」ことを知りました。これは、ハーバード大学が80年近く継続している、世界で最も長い研究【人生の幸せ/良い人生に関する研究】の成果から導出されています。前述の研究の中で、同大学の4代目のディレクターを務めている、Waldinger教授は、「良い人生(幸せな人生)は、良い関係性で構築されるのである」と断言します。80年近く続いている研究において、最も再現性の高い成果を端的にまとめた結果、良い関係性を構築し、自身が良い人生を送っていると考えている人の多くは、心身ともに健康だというのです。 ところで、この研究では、良い人生や良い関係性とは、単に恒常的に良いことが周りで起きる世界ではないことも示唆しています。また、多くの人と繋がっている、知り合いである、言い換えると、人脈が広いからと言って、必ずしも良い人生を送れるとも限りません。むしろ、良いつながりを通して、人生の良い時もそうでない時も、乗り越えられる経験こそが、良い人生を送っていると考えることもできます。 弊社は、奇しくも「つながり」と向き合ってきました。もちろん、私たちが見つめてきたつながりは、「組織」の人のつながりに他なりません。

今、組織で起きていることは「つながり」で解決できる

私たちは、つながりと幸せから話を始めました。そして、この話は、今、私たちが組織で直面している課題に他ならないのです。「人的資本経営」、「従業員エンゲージメントの低迷」、「人手不足」、「生産性」など、多くのキーワードが乱立する今の組織運営に横たわる課題は何でしょうか? 私たちは、本質的な組織の課題は「つながり」にあると定義しました。働くことは、必ず誰かしら、何かしらの関係性を伴います。会社と自分、組織(チームやそれ以外)と自分、そして顧客と自分など、そのつながりは多岐に渡ります。私たちは、否が応でも、様々な人と関わり合っているのです。様々な関係性の中で、互いが有する強みや価値を上手に用い、支援し合うことで、大きな成果を出し合っているのが、組織における私たちなのです。 そして、前述した、ハーバード大学の世界最長の研究結果を援用するならば、これらの組織の関係性が良好に保たれることは、私たちの幸せや健康にも繋がるはずです。

ラボラティック株式会社のミッション

ここまで、私たちは「幸せ」「つながり」について、お伝えしました。 創業以来、私たちが見つめてきたことは、組織の中のつながりだーとも。 そこで、私たちは、今一度、ここまでの社会的な課題や懸念とその解決に向けた方針を提示することを目的に、ミッションを再解釈しました。

ラボラティック株式会社の企業理念(ミッション)

「つながりを通して、すべての個と組織に生産性と幸せをもたらす」

ラボラティック株式会社 企業理念より

つながりを通して、すべての個と組織に生産性と幸せをもたらす

新たなミッションの文言に、私たちの精一杯の社会的な役割を込めました。働くということと、その意義、その中で生まれる組織や人とのつながり、そして経験を通じ、私たち一人一人が、社会に貢献すると言う一連の営みを支えより良くしていこうという想いでもあります。 働く人とその関係性の中で生まれるものが、達成を通じて得られる幸せや生産性であるべきだと、私たちは考えています。そして、今、この世界の組織人の1人でも多くの人が、組織のつながりから、より豊かで面白い人生やキャリアを発見する未来を描いていくことこそ、今の私たちにとって、喫緊の課題である「エンゲージメントの低迷」の解決と考えています。 私たちラボラティック株式会社のサービスを起点に、組織の中でつながりが生まれ、組織のすべての個人と関わる人の幸せがもたらされることを志に、私たちは引き続き、つながりと向き合う所存です。

ラボラティック株式会社と共に、「豊かなつながり」を育む組織と社会へ

私たちは、再解釈したミッションと共に、これからのつながり、そして未来を、企業様と共に作ってまいります。私たちは、それぞれが個性豊かで、可能性を宿した個人です。組織で共に働くこと、新しいつながり、関係性を育む場でもある組織。この組織での活動を通じ、個人の可能性がどんどん花開いていく、そして、花開かせていけると私たちは考えています。 そして、私たちは、その未来を3つの行動指針と共に、ご支援してまいります。

ラボラティック株式会社の行動指針

私たちは、個と組織の架け橋になるために、以下の3つを推進します。

【提案力】最高の状態を描く、提案力

【実行力】描いた未来を実現する、実行力

【跳躍力】自分や相手の可能性を最高まで引き上げる、跳躍力

ラボラティック株式会社 行動指針より

行動指針

皆様、ラボラティック株式会社をこれからも、より一層お引き立て頂きますよう、心よりお願い申し上げます。

皆様への日頃の感謝と、今後のさらなる飛躍を祈念して。

2023年4月吉日
ラボラティック株式会社
代表取締役/CEO
野口 麗奈