ラボラティック株式会社、Slackのコミュニケーションデータを人的資本経営の実践と開示に活用するサービスを提供開始

ラボラティック株式会社、Slackのコミュニケーションデータを人的資本経営の実践と開示に活用するサービスを提供開始

ラボラティック株式会社、Slackのコミュニケーションデータを人的資本経営の実践と開示に活用するサービスを提供開始

〜人的資本経営実践・開示を推進する企業向けに、コミュニケーションの数値管理を提案〜

ビジネスチャットツールSlack(スラック)のデータを活用した、組織マネジメント支援を推進するラボラティック株式会社(所在地:東京都中央区 代表取締役社長/CEO 野口 麗奈)は、人的資本経営を実践する企業向けに、Slackの組織のコミュニケーション状態を解析・数値化するサービス「NEWORG (ニューオーグ)人的資本データプラン」を開始します。

<< Slackのコミュニケーションデータは、人的資本開示データとしても活用可能 >>
ビジネスチャット市場は、年々その規模を伸ばしており、2019年度は105億6000万円と、約100億円にまで拡大したとの報告があります。さらに今後も拡大し続けると予想されており、2024年には300億円にまで達する予測も存在します。しかし、これらのチャット市場の拡充と、実際の定着には大きな乖離があることも事実です。ビジネスチャットの導入により、より迅速かつオープンなコミュニケーションの場を創出し、社内の意思決定を促進したり、組織の壁を下げ、イノベーションを推進したい企業は数多く存在します。ビジネスチャットでの日々のコミュニケーション状況には、企業の人的資本開示などに寄与するデータも多く存在している一方、企業の人事担当者側で具体的な指標を設定し、組織情報を反映した解析・改善を実践するのは容易ではありません。

当社は、Slackのコミュニケーションデータとチームのエンゲージメント情報を活用し、組織マネジメントを支援するサービス「NEWORG (ニューオーグ)」の提供を通じ、チャットデータと組織情報を組み合わせ、「離職防止」や「オンボード」などの組織課題を、データとコミュニケーション改善から実施してきました。

このたび、これまでの知見を生かし、実際のコミュニケーションデータから組織の状況を指標化し、Slack利用企業向けの人的資本データとして活用いただける「人的資本データプラン」を展開します。

2022年6月に非財務情報可視化研究会から発表された「人的資本可視化指針(案)」によれば、開示事項類型に応じた、個別事項の具体的内容の中でも、開示事項が、自社固有の戦略等に即した独自性のある取組・指標・目標の開示であり、かつ、比較可能性の観点から開示が期待される事項と整理されています。Slackを活用する企業にとって、コミュニケーションデータは、自社の独自性をも有する資産そのものです。自社の実態をアンケート以外の手法で測定し、戦略に即したコミュニケーションが取られているかといった仮説構築や改善のサイクルを実践する一助としても、当社のデータ解析サービスを活用いただくことが、今後のデータを中軸に据えた人的資源経営の実践に繋がると確信しています。

<< 組織のコミュニケーションデータから分かる、オープンコミュニケーションや労働時間の実態 >>
本サービスの特徴は、チャットのデータに、組織情報を掛け合わせることで、組織間、人材間の繋がりなどを可視化、数値化することにあります。たとえば、イノベーション創出には、組織を超えた繋がり、オープンなコミュニケーションなどの観点が挙げられています。実際のコミュニケーションデータを確認することで、誰が、どの程度自チーム以外との繋がりを構築しているかや、どれだけオープンな場所でやりとりが実施されているかを数値化し、これまで計測しえなかった情報を基に、組織としての取り組みの検討などを推進できます。また、データは経年観測が可能なので、対応の進捗を確認することも可能です。働き方についての観点では、打刻データではなくSlackで実際に活動していた時間と就業時間を掛け合わせることで、労働時間の実態などを数値として把握することも可能です。組織のコミュニケーション情報は、ビジネスチャットの中に存在しているものの、日々活用しているだけでは得られないデータです。当社のサービスは、このようなデータを解析し、数値として算出して管理可能です。

本サービスでは、まず、Slackの浸透や定着状況、組織やコミュニケーションのありたい姿、方針などを、利用希望企業様にヒアリングすることから始めます。利用を希望する企業様の経営状況や目指される姿をもとに、最も効果的な数値のみご提案し、より手軽かつ継続してデータでの運営を企業内で実現するためです。また、重要な数値のみに注力することで、組織施策やフォロー内容自体を絞り、より成果が創出しやすい数値設定をご提案します。データ納品時は、企業ご担当者様に、データの考え方や結果のご説明と、状況の仮説など、データと状況を紐付けて検討頂く場と位置付け、データを介した、施策の立案プロセスや運用などが、社内の知見やノウハウとして蓄積され、再現性をもって自律的に実践されることを目指しています。このように、なぜ、どのように、何の施策を推進するかを、お客様自身がデータから検討し、策定していくプロセスを体感してもらうことが、今後の、データを活用した人的資本経営の第一歩であると当社では考えています。

​<< 今後の展開 >>
今後さらに多様化する働き方や組織のあり方を前に、データを使った根拠のある組織運営は必要性を増していくことが予見されます。当社は、日本の組織が属人的なマネジメント手法から脱却し、データを用いた納得性、再現性のある成果の高いマネジメントを各組織で実現していくことを今後も目指します。本データサービスを皮切りに、利用企業の目的に応じたデータ活用方法を提案し、より、マネジメントにデータの視点を取り入れることで、日本の組織運営を支援してまいります。

<< ラボラティック株式会社 代表取締役 野口 コメント >>
多くのお客様に、弊社サービスを活用していただく中で、社内のコミュニケーションデータがいかに企業様にとって、示唆深いデータであるかを目の当たりにしてきました。昨今は、「もっとチャットを活用させ、データから知見を得たい」といったお問合せを多くいただいています。

人的資本経営や開示事項にも、非財務指標と紐づいたデータのKPI設定などが取組項目に挙げられています。組織を成立させているのは、コミュニケーションです。弊社がこれまで蓄積した、コミュニケーションデータ解析のノウハウは、人的資本経営の潮流と合わせることで、より組織における定着の場を広げていけると確信しています。人的資本の開示などをきっかけに、コミュニケーションデータの活用と定着が進むよう、弊社も多くの企業様をデータでご支援できればと思っています。

【本リリースお問い合わせ】 ラボラティック株式会社 広報担当

※相談事項欄に「人的資本データプラン」と記載下さい

【会社概要】
会社名:ラボラティック株式会社
本社所在地:東京都中央区
創立:2015年
代表者:代表取締役社⻑ 野口 麗奈
事業内容:Slack社によるビジネスチャットコミュニケーションの解析を通した、組織開発・改善サービスの提供 等
資本金:2億円
主要投資家:アーキタイプベンチャーズ株式会社、株式会社エルテス、株式会社ディープコア、みずほキャピタル株式会社

ラボラティック株式会社、Slackのコミュニケーションデータを人的資本経営の実践と開示に活用するサービスを提供開始ラボラティック株式会社のプレスリリース(2022年12月16日 16時37分)ラボラティック株式会社、Slackのコミュニ**prtimes.jp